2その開設する卸売市場について前項の認定を受けようとする開設者は、農林水産省令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載した申請書(以下この条において「申請書」という。)を農林水産大臣に提出して、同項の認定の申請をしなければならない。
四卸売市場の取扱品目並びに取扱品目ごとの取扱いの数量及び金額に関する事項
六卸売市場の業務の運営に必要な資金の確保に関する事項
5農林水産大臣は、第一項の認定の申請があった場合において、当該申請に係る卸売市場について次に掲げる要件に適合すると認めるときは、当該認定をするものとする。
一申請書及び業務規程の内容が、基本方針に照らし適切であること。
二申請書及び業務規程の内容が、法令に違反しないこと。
三業務規程に定められている前項第一号に掲げる事項が、次に掲げる事項を内容とするものであること。
イ開設者は、当該卸売市場の業務の運営に関し、取引参加者に対して、不当に差別的な取扱いをしないこと。
ロ開設者は、当該卸売市場において取り扱う生鮮食料品等について、農林水産省令で定めるところにより、卸売の数量及び価格その他の農林水産省令で定める事項を公表すること。
ハ開設者は、業務規程に定められている遵守事項(前項第二号に掲げる事項をいう。以下この項において同じ。)を取引参加者に遵守させるため、これに必要な限度において、取引参加者に対し、指導及び助言、報告及び検査、是正の求めその他の措置をとることができること。
四業務規程に前項第一号に掲げる事項として次に掲げる方法が定められているとともに、当該方法が農林水産省令で定めるところにより公表されていること。
イ卸売業者の生鮮食料品等の品目ごとのせり売又は入札の方法、相対による取引の方法その他の売買取引の方法
ロ取引参加者が売買取引を行う場合における支払期日、支払方法その他の決済の方法
五業務規程に定められている遵守事項が、次の表の上欄に掲げる事項に関し、同表の下欄に掲げる事項を内容とするものであること。
一 売買取引の原則 | 取引参加者は、公正かつ効率的に売買取引を行うこと。 |
二 差別的取扱いの禁止 | 卸売業者は、出荷者又は仲卸業者その他の買受人に対して、不当に差別的な取扱いをしないこと。 |
三 売買取引の方法 | 卸売業者は、前号イに掲げる方法として業務規程に定められた方法により、卸売をすること。 |
四 売買取引の条件の公表 | 卸売業者は、農林水産省令で定めるところにより、その取扱品目その他売買取引の条件(売買取引に係る金銭の収受に関する条件を含む。)を公表すること。 |
五 受託拒否の禁止 | 卸売業者は、その取扱品目に属する生鮮食料品等について当該卸売市場における卸売のための販売の委託の申込みがあった場合には、農林水産省令で定める正当な理由がある場合を除き、その引受けを拒まないこと。 |
六 決済の確保 | (一) 取引参加者は、前号ロに掲げる方法として業務規程に定められた方法により、決済を行うこと。(二) 卸売業者は、農林水産省令で定めるところにより、事業報告書を作成し、これを開設者に提出するとともに、当該事業報告書(出荷者が安定的な決済を確保するために必要な財務に関する情報として農林水産省令で定めるものが記載された部分に限る。)について閲覧の申出があった場合には、農林水産省令で定める正当な理由がある場合を除き、これを閲覧させること。 |
七 売買取引の結果等の公表 | 卸売業者は、農林水産省令で定めるところにより、卸売の数量及び価格その他の売買取引の結果(売買取引に係る金銭の収受の状況を含む。)その他の公正な生鮮食料品等の取引の指標となるべき事項として農林水産省令で定めるものを定期的に公表すること。 |
六前号の表の下欄に掲げる事項以外の遵守事項が定められている場合には、次に掲げる要件に適合するものであること。
イ当該遵守事項が前号の表の下欄に掲げる事項の内容に反するものでないこと。
ロ当該遵守事項が取引参加者の意見を聴いて定められていること。
ハ当該遵守事項及び当該遵守事項が定められた理由が公表されていること。
七開設者が、取引参加者に遵守事項を遵守させるために必要な体制を有すること。
八当該卸売市場が、生鮮食料品等の円滑な取引を確保するために必要な施設を有すること。
九前各号に掲げるもののほか、当該卸売市場が、卸売市場の適正かつ健全な運営に必要なものとして農林水産省令で定める要件に適合するものであること。